「ここかぁ…」
コンビニを見ながらため息をついた。
どうしてこんな人生になってしまったんだろう。
嘆いても誰も答えてはくれない…。
私の人生は5日前までは素晴らしいものだったはずなのに…。
エリートと呼ばれる人ばかりが集まるKRS社の社員だった私…
仕事もまぁまぁこなしていたつもりだった。
「すまない」
部長が何を言ったのか最初理解できなかった。
「うちも不景気でね」
そう…
リストラだ
「君もまだ若い違うトコでもやっていけるさ」
そんな事を言われなにをどうすればぃぃのか分からず
電車にゆらゆら揺られ
たどり着いたのは
ここで……
山奥にある無人駅
「死んでしまおう」
そう考えた
駅の真っ正面にたってあるコンビニを見つけた。
首吊り自殺
ロープ…
ロープを買おう…。
コンビニの扉にアルバイト募集中そう書かれているチラシを見た。
店に入ると店員らしき叔父さんが一人中はどこにでもあるような普通のコンビニ
すぐにロープを見つけた。叔父さんの前にロープを出した。
財布を取り出した。
「首吊り自殺…」
叔父さんがいきなり喋り出した。
「最近多いいんですよねぇ……385円です。」
私は400円をだすと
「自殺ですか?」
叔父さんの問いかけにも答えずお釣りも貰わず私はコンビニをとびだした。
いきなりなによ!
そう思いながら私は山の中に入っていった。
「ひもが足りない…」
何なんなの?
死ねないじゃん。
死ねない…
いいわよ
帰ろう…
またもと来た道を戻った。
私は急に涙が溢れた…
死ななくってよかった。
ロープを木に巻き付けてる時本当は怖かった。
死にたくなかった…。
ポツン
明かりが見えた。
さっきのコンビニだぁ
コンビニに入った。
さっきと同じ叔父さんがレジに座っていた。
私は何を思ったのか
叔父さんに
「バイトしたいんですが…」
叔父さんは寝ているようだったが私の言葉を聞いて思いっきり目を見開いた。
「ほんとかぁ…」
少し訛りがある喋りかたをして言った。
「あっはぃ」
叔父さんの反応に少し驚きながらも答えた。
「じゃ…夜から朝までお願いしようかなぁ?
私も歳で…夜は辛くてな。色々となぁ…。」
その日からこのコンビニに働きだしたのだ。
いい機会に引越しもした。
「ここかぁ」
やりがいと言う感じはまだしない…
前の仕事より暇すぎる。
お客様はまだ2人
私と同じ用にロープを買って行った。
自殺なのかな…?
1人悩んだ。止めさせた方がいいのかどうなのかそうこうしているうちにお客さんはいっていしまった。
でも、あのロープ長さ足りないんだけどな…?!
もどってくるのかと思ったけど2人とも戻ってはこなかった。
やっぱり…。
誰もいない店内の掃除を終えて私は、レジの椅子に腰を掛けた。
カランカラン
コンビ二のドアが開いた。
私は、お客さんに目を向けた。
でも、誰もいない。
誰も…。
店内を見回しても誰もいない。
猫とか通ったんだそう自分に言い聞かせた。
「こ…これ下さい」
しわがれた声で私の目の前には、よくお化けで出てきそうな白い服を着た女の人が目の前に立っていた。
「わぁー。」
驚いて私は、後ろに下がった拍子に棚に置いてあったタバコの山が私に襲い掛かった。
「イッテテテ…」
女の人は…生きている人で…。
お化けではないらしく私の今の出来事を笑っていた。
女の人は、やはりロープで。
ちょっとあの張り紙を止めようかと思った。
当店売り上げナンバーワン ロープ !!
そりゃー。
ロープがこの一週間で5個も売れればいい方だ。
この人も自殺なのか?
「あの?」私が固まったままだったので心配して私に声を掛けてきた。
「あの…自殺…」
女の人は、うつむいた。
「ここ自殺多いいんですよ」
なんかどっかで聞いたセリフを私は口にした。
「そうですか」
そう言って女の人は、コンビ二を後にしようとした。
私は、すかさず女の人の手を掴んだ。
「悩みなら聞きます。」
黙っていられなくなってしまった。
きっとこの人もココには帰ってこないんだと思うと。
「いいです。」
女の人は、思いっきり私の手を払いよけようとした。
「私も自殺…しようと思ったんです。ここで…」
「…」
2人は、黙り込んだ。
私は、とりあえず自分のココまでの経緯を全て話そうと決意した。
私の話を聴いてくれた女に人は口を開いてくれた。
「私、振られたんです」
「振られたの?大好きだったんだね」
女に人は、少し頬を染めた。
「すきでした。でも、あの人は私の事なんでスキでもなんでもなかったみたい。」
そう言って涙を流した。
女の人の話をずっと聴いた。
誰にも相談できずに自分自身で抱え込んで悩んだ挙句に自殺を決意したらしい。
「素敵ですよ。そこまで彼のことを愛しているなんて…尊敬しちゃいます」
「でも、私…」
「悩んではいけないと思います。今は諦められなくても…いつかまた愛したい人がきっと現れますよ。それに彼、もったいないです。こんなに素敵なあなたを振ってしまうなんて…」
私がそう言うと女の人は恥かしそうにしていた。
誰もいないコンビニに広がる恋の花。
もう、女の人の顔には自殺と言う文字はなさそうだ。
カランカラン
その時コンビ二のドアが開いた。
「真奈…」
1人男の人が息を切らしながら入って来た。
そして女の人を抱きしめた。
「ごめん…オレ…嫌いだなんて言ってごめん」
今、私の目の前には…抱きしめあう男女が…。
きゃぁー 見てるこっちが恥かしいー。
「信じられないよ」
つーかいいんですかこの展開誰が予想してた!!
私も、信じられないはこの展開に。
「信じろ! もう心配掛けないし…もう寂しい思いさせねぇーから」
私の口は、開きっぱなし。
開いた口が閉じない…。
女の人は、ずっと泣いていた。
でも、その顔には少し嬉しそうだった。
2人は、離れた。
見詰め合う2人に場違いな私。
いや…レジの前でこうラブシーンを見せられると動けないものですね。
2人の顔がどんどん近づいてくる…。
ヤバイ。
キスするぞこの2人。
私は、とっさに手で顔を覆った。
でも、指の隙間からちゃっかりみちゃったり…。
バッシンー!!
もの凄い音がコンビ二内に広がった。
えっ…。
さっきの不陰気から一転。
「ばーか」そう言っているのは女の人。
「「えっ」」
私も思わず発してしまった。
「私を振るなんて最低な男!!やっぱり嫌」
さっきの人から想像もできない発言をする女の人。
またしても開いた口が塞がらない。
「じゃぁ…帰る」そう言って女の人は立ち去ろうとした。
「まって…よ」男の人は女の人の後を追っていった。
苦笑いの私にお構い無しに2人はコンビ二を後にしようとした。
その時女の人が私にロープを投げ渡した。
「これもう必要ないみたい。」
「はぁー」
女の人は、口ぱくで《ありがとう》そう言ったきがした。
もしや…これは一種のプレイですか?!
S…。
なんか凄い現場に居合わせてしまったなぁ。
少し笑った私。
よかった。
ロープを見ながら思った。
このロープが当店売り上げナンバーワンからなくなるその日まで私は、ココで働っこかなぁ?そう思った私でした。
「すいません…ロープ下さい」
私の前にまたいつの間にかにお客さんが立っているのだ。
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